焼き芋 激走物語
冬といえば焼き芋が美味しい季節ですよね。
先日、午前の診療が終わった時、スタッフに「先生、焼き芋屋さんが来てますよ!」と言われ、外を見ると焼き芋屋さんの車が停まっているではありませんか。
無類の焼き芋好きの私は、すぐに私服へ着替え、妻からもらったおこづかいを握りしめ、外に飛び出しました。「えっ!!」焼き芋屋さんの車がいない。。。
冷静に耳を澄ませてみると
「い~しや~きぃも~。おいもだよ。甘くて美味しいおいもだよ。」
聞こえる。。。私の大好きなあのメロディーが。
まだ近くにいることを確信した私は運動不足の体に鞭を打ちながら走る、走る。
「いたっ!!」100m先に先ほど見たあの車が。あと50m、40m。。。「ブルルンッ」何と!車が動きだしたではありませんか。
「ま、待ってくれ!クリニックにはお腹を空かせたスタッフが待っているんだ」私の強い思いが通じたのか、鬼気迫る表情で走っている私に気付いてくれました。
「や、焼き芋を5個ください」ついに、
ついに焼き芋を手にする事ができました。
焼き芋の紙袋を抱きしめ、プルプルする足でスタッフの待つクリニックに戻りました。また来てくれたらいいな~とスタッフ全員で話しながら、美味しく頂きました。