2017.3月号vol.23

怖くない!?親知らず

「親知らず」という語源は、乳歯と違い、親元を離れ、親が知らない間に生えてくるから。と言われています。(諸説あります。)

何となく悪いイメージを持たれている方も多い「親知らず」ですが、

過剰な心配は必要ありません。

親知らずは、早いと14歳頃、遅いと20歳ころから中央の歯から数えて8番目に生えてきます。

生え方に問題があるために、歯ぐきが腫れてきたりすると、抜くこともありますが、「親知らずは、必ず抜かなければいけない」ということではありません。

親知らずが生えてくると、気をつなければいけないのが、ムシ歯です。親知らずは、歯の一番奥に生えてくることから、歯磨きのときにブラシが正確に当たりづらく、汚れが取りにくいため、ムシ歯になってしまう場合が多くあります。

また、親知らずがムシ歯になると、隣に並んでいる歯も同時にムシ歯になってしまうことも多いので、注意が必要です。

当院では、定期的なお口のメンテナンスを受診されたときには、親知らずの状態や、お口全体のムシ歯についてもしっかり診断させて頂いております。