2018.11月号vol.43

見えない大きなムシ歯とムシ歯の再発

歯医者さんを受診し、その後の診断結果で「歯の神経を取る治療」になってしまったことや、「以前治療をした歯が再びムシ歯」になっていたという経験はありませんか?

当院にも、度々そのような患者さんが受診されています。

特に、「歯の神経を取る治療」になる場合には、見た目には小さなムシ歯に見える場合もあり、診断結果に驚かれる患者さんがいらっしゃいます。

なぜ小さく見えるムシ歯が、神経を取るほどの状態まで進行してしまっているのでしょうか?

それは、ムシ歯は、歯の内部でムシ歯菌が広がり「見えない大きなムシ歯」になっていることがあるからです。

このような状態の場合、ムシ歯菌の進行によっては、神経を取る治療になる場合もあり、治療期間が長くなってしまうこともあります。

また、「以前治療をした歯が再びムシ歯」になってしまうことも珍しくありません。

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ムシ歯の治療は、ムシ歯菌に感染してしまった部分を削り取り、詰め物(つめもの)や、被せ物(かぶせもの)によって歯を修復します。皮膚や内臓などは、治療をすると「治癒」しますが、歯は治癒することはないので治療をしても正確には「修復」になります。

「修復した歯」には、天然の歯と修復部分に隙間や段差が生まれやすく、そこに汚れが溜まることで細菌が繁殖するため、再びムシ歯になってしまう可能性は高くなります。

歯を一本でも治療したあとは、これまで以上にムシ歯にならないための取り組みが大切です。

毎日の歯磨きに加えて、定期的に歯医者さんでお口のクリーニングを受け、お口の中を衛生的な環境にしていくことが、さらなるムシ歯の予防につながります。

ムシ歯は感染症のため、放置していても進行が止まることはありませんので、「ムシ歯かな?」と感じた時には、早めに受診されるか、定期的に歯科検診を受けてムシ歯を予防していくことが大切です。

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