2019.3月号vol.47

ムシ歯予防に大切なフッ素

ムシ歯は、自然に進行が止まることはありませんが、初期の段階であれば治療の負担を最小限に抑えることが出来ます。

また、治療した歯は再びムシ歯になってしまうリスクが上がることから、特にムシ歯予防への取り組みが大切になります。

ムシ歯を予防するためには、毎日の正しい歯磨きと、歯と歯の間を衛生的に保つためのフロスや歯間ブラシを使ったセルフケアが大切です。ムシ歯予防に効果がある「フッ素」には、歯を再石灰化することで歯を正常な状態に戻す作用や、抗菌作用のほかに、歯の表面のエナメル質を強化する働きもあります。

フッ素が含まれている歯磨き剤を毎日使用するのと合わせて、定期的に歯科医院で歯のクリーニングをすることで、お口の衛生環境を保つことがムシ歯予防に繋がります。

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2019.3月号vol.47

健康寿命を考えるオーラルフレイル

皆さんは、『オーラルフレイル』という言葉を聞いたことはありますか?

直訳すると『口腔機能の虚弱』となります。

「オーラルフレイル」は、日常生活を問題なく過ごせる「健康寿命」を延ばすためにも、口腔機能が、しっかりしていることが重要であるという考えから、お口に問題が生じたときの早期受診、また、予防・早期発見を提唱する言葉です。

ムシ歯・歯周病などで、歯を失ってしまうと、滑舌の低下や食生活の変化につながります。

食生活の変化によって、栄養バランスが乱れ、身体機能が低下し、社会活動が出来ない・日常生活に問題が生まれる・寝たきりになってしまうなど、健康寿命に影響が出ることがあります。

口腔健康と全身健康が、深く関わり、健康寿命につながることが広く浸透してくれればと思います。

2019.3月号vol.47

喫煙と歯周病の関係

歯周病は、歯ぐきなどの歯の周りの組織に炎症を引き起こす感染症で、歯を失う最大の原因です。

歯周病の予防や改善のためには、歯科医院で定期的にお口のメンテナンスを受けることや歯科衛生士による歯周病治療を行うことで歯周病菌の数と活動のコントロールをしていくことが重要になります。

しかし、喫煙をされている場合、しっかりお口のメンテナンスを受けていても歯周病の進行を防ぐことが難しくなります。

喫煙は、全身の健康と同じように、お口の健康にとても悪い影響を与えてしまいます。

人の体やお口の中には血管が通っています。炎症が起こっている部位の血管からは細菌と戦う成分(白血球など)が出てきますが、喫煙をすると血管は収縮してしまい、その成分が出にくくなります。

喫煙は、体の防御力を弱めてしまうため、歯周病菌を攻撃する働きも弱くなり、その結果歯周病が進行してしまいます。

禁煙に取り組むことが、健康そして歯周病対策への大きな一歩になります。