2020.2月号vol.58

本当は複雑な歯の根(神経)

昨年の10月からスタートした「全6回歯内療法セミナー」も3月の修了に向けて順調に進んでいます。

歯内療法とは、歯の根の治療のことですが、歯の根には神経もあるため、治療した歯のこれからの健康にも影響する重要な治療分野の一つです。

ムシ歯になると、ムシ歯菌は少しずつ歯の内部中心にある神経に向かって進行していき、神経がムシ歯菌に感染したときの治療が歯内療法になります。

「歯の根(神経)」と聞くと、皆さんはどのような形をイメージするでしょうか?

イラストなどの歯の中を1本の線が通るようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、実際の歯の根(神経)の形は、個人差があり、とても細く複雑な場合もあります。

当院では、複雑な歯の根(神経)の治療でも、高い治療精度を目指すためにマイクロスコープを使用するほか、治療中にお口の細菌が歯の根に侵入することを防止するラバーダムも使用することで、質の高い歯内療法に取り組んでいます。

このセミナーでは、難しい症例に対して出来るだけ治療の成功率を上げるための深い知識と高い技術の習得を目指しています。

2020.2月号vol.58

歯を守り続けるために

皆さんは、『なぜ年を重ねるうちに歯が失われていくのか?』と考えられたことはないでしょうか? 

ムシ歯治療によってムシ歯にならない歯になれば、歯は失われずに済むかもしれません。 

しかし、治療を受けた歯が数年後にまたムシ歯になってしまうこともあるため、歯科治療を受けたからといって『これで大丈夫』『この先もずっと健康』ということにはなりません。

自然治癒力のない歯をどのようにして守っていくのか?

その為には『なぜムシ歯になったのか?』の原因や経緯を理解し、その上で、繰り返さない、または進行を遅らせる為の予防がとても大切です。

予防のためには、歯磨きなど毎日の正しいセルフクリーニングがとても大切になります。

また、歯科医院で定期的にお口のメンテナンスによる予防や、問題を早期に発見することも大切です。

当院では、皆様のお口の健康をお守りするために、定期検診をご案内しております。

2020.2月号vol.58

舌の機能を守るベロタッチ

「噛む」「飲み込む」機能が全身の健康に重要な役割があることをご存知でしょうか?

飲み込む機能には、歯以外にも「舌」の役割も大切です。

舌は、食事のときに、食べ物を固めたり、丸めたりする働きのほか、会話をするうえでも欠かすことができない役割を持っています。

舌が正常な運動ができないと、食べ物を飲み込みにくくなったり、だ液の分泌が悪くなることで、お口の中が乾燥することもあります。お口の乾燥は、誤嚥性肺炎やムシ歯など、様々な健康リスクを上げてしまいます。

舌の機能を維持するための『ベロタッチ』という運動があります。

ベロタッチは、歯ブラシで舌の先端や左右の3箇所を3回ずつ優しくタッチする運動で、だ液の分泌を促進することで、飲み込む機能の向上や発音がしやすくなるなどの効果があります。

最近、会話がしずらくなった、お口の中が乾燥するという方は、ぜひお試しください。