2020.9月号vol.65

歯を守り続けるための治療

予防歯科は、むし歯や歯周病からお口の健康を守る取り組みになりますが、治療後の健康を守り続けることも予防歯科になります。

問題を繰り返さず健康を守り続けるためには、どのような治療を選択するのかも大切なポイントになります。

むし歯になってしまったとき、皆さんはどのような基準で治療方法を選択されていますか?

当院では、一人ひとりの患者様にさまざまな治療方法についてご提案しております。

『歯は年齢とともに失われる』と考えている方も多いと思います。

多くの場合は、むし歯になってしまい治療を受けた歯は、治療で使用した材料の劣化やさまざまな要因により、いずれはむし歯が再発して、再治療が必要になってしまいます。

しかし、毎日の歯磨きなどのセルフケアや、歯科医院での定期メンテナンス、正しい治療の選択によって、いつまでも健康なお口を維持することが可能になります。

皆さんは冠(被せ物)について保険治療と保険外治療の違いをご存知でしょうか?

素材の違いや見た目の違いがあるのはご存知の方も多いと思います。しかし、それ以外にも大きな違いがあります。

まずは歯の削り方が変わります。裸眼で歯を見て削るとどうしても細かいところは見えません。一方保険外治療では歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて10倍程度に拡大して削るため、細かいところまで目が届きます。

また、型取りの材料も違います。保険治療の場合はアルギン酸という材料で型どりをしますが、変形しやすく決して精度の良い被せ物はできません。

保険外治療の場合はシリコーン(ゴム製)で型取りをするため、アルギン酸で型取りをするより10倍良い精度で被せ物が出来てきます。保険外治療の場合は、技工士さんも顕微鏡を使って作成するため、削ったところと冠に隙間ができずらく、むし歯の再発を予防できます。

接着するセメントにも違いがあり、保険外ではより強力で劣化しずらいセメントを使用します。

保険外治療については、お気軽に当院スタッフまでお尋ね下さい。

2020.9月号vol.65

厚労省認定の予防歯科クリニック

8月より厚生労働省が定めた「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の認定を受けることができました。

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」とは、通称『か強診』と言い、平成28年に厚生労働省が定めた施設基準になります。

患者様がより安全で安心できる歯科診療体制を整備し、予防歯科によって口腔健康を継続的に守っていくための取り組みが認められた歯科医院だけが認定を受ける事が出来る医療保険制度です。

現在、全国には約70,000件の歯科医院があるうち、この『か強診』の認定を受けているのはわずかです。

『か強診』の認定を受けるためには、口腔機能管理や医療安全対策の研修を受けている事、予防歯科・お口のメンテナンスができる歯科衛生士が在籍している事をはじめ、医療器具の滅菌対策やその他様々な設備・体制を整える必要があります。

現在、国がすすめる保険制度もこれまでの「歯を削って詰める」などの治療を目的とした保険制度から、むし歯や歯周病などから歯を守るための予防を重視した保険制度になりつつあります。

当院は、この『か強診』の認定によって、患者様のお口の状態に合わせた細かなメンテナンスを保険診療で行なうことが可能になるため、より地域の口腔健康を守る歯科クリニックをを目指していきます。