2021.10月号vol.78

口腔がんや口腔粘膜疾患を見逃さないために

当院は、口腔がんや口腔粘膜疾患を出来るだけ早く発見し、早期治療に取り組んでいます。

口腔がんや口腔粘膜疾患は、小さな異常も見逃さないことが大切になるため、来院されるすべての患者様のむし歯や歯周病、噛み合わせの診査だけでなく、口腔粘膜の状態についてもしっかり確認しています。

治療受診のときだけでなく、メンテナンスで通院される方についても、むし歯や歯周病、噛み合わせの確認だけでなく、口腔粘膜についても前回の来院時と変化がないかを確認をしています。

口腔がんや口腔粘膜疾患を予防するためには、日頃から口腔内の健康状態を維持していくことが重要になり、合わない被せ物や入れ歯もリスク要因となります。

また、喫煙や過度な飲酒もリスクを上げてしまうため、メンテナンスに加えて、正しい生活習慣を意識することも大切です。

2021.10月号vol.78

お口の病気 ~口腔粘膜疾患~

先月号のきららi通信(9月号vol.78)では、自覚がないままに進行する恐れのある口腔がんについてお伝えしました。

口腔内の歯以外の組織を口腔粘膜と言い、口腔粘膜には、口内炎のように小さな症状から、口腔がんのように生命に関わる病気のリスクがあります。

口腔がんには、舌がん・頬粘膜がん・歯肉がん・口蓋がん・口底がん・唾液腺がんと6種類もあり、口腔粘膜の全ての部分に発生する可能性があります。

口腔粘膜には、口腔がん以外にも注意しなくてはいけない疾患もあり、総称して口腔粘膜疾患と言います。

口腔粘膜疾患にも多くの種類がありますが、そのほとんどは、潰瘍、腫瘤、水疱などの症状を呈する疾患になります。

お口の中は、歯や飲食による刺激を受けやすいため、安静な状態が保たれにくいことや、口腔細菌の感染による影響も受けやすいことが口腔粘膜疾患の原因になります。

また、口腔粘膜疾患の症状は多岐にわたることや、症状が変化していくため、診断や原因の特定が難しい場合もあります。

2021.10月号vol.78

常に新しい歯に変わっていくサメの歯

人の歯は、乳歯から永久歯に生え変わりますが、永久歯を失ってしまうと、もう次の歯が生えてくることはありません。

ウサギの歯や、ネズミの前歯、カバの犬歯は失っても生えてくることはありませんが、一生伸び続けることをご存知でしょうか?

また、サメは1本でも歯を失うと、すぐに下から新しい歯が入れ替わるように現れます。

サメの種類で異なりはありますが、その口の中には6~20列の歯が並び、一番手前の歯を失ってもすぐに後列の歯が補充される仕組みになっています。

サメには、歯を支えるための歯槽骨(しそうこつ)や歯根膜(しこんまく)がなく、抜けやすい構造になっており、2、3日ごとに歯を交換し、常に鋭い歯が最前列に並んでいます。

人には、歯槽骨(しそうこつ)や歯槽骨(しこんまく)があり、しっかり歯を固定していますが、歯周病が進行すると歯槽骨と歯根膜は破壊され、いずれ歯は抜け落ちてしまいます。

サメのように、歯を失っても新しい歯が生えてこない人にとって、大切な歯を守っていきましょう。