2019.4月号vol.48

1日4粒のキシリトール

キシリトールが含まれたガムやタブレットが店頭に並ぶようになり、キシリトールは一般的にも広く知られる成分となりました。

キシリトールは、ムシ歯予防に効果があることをご存知の方も多いと思います。

キシリトールには、ムシ歯をつくる「ミュータンス菌」を減少させることで、ムシ歯の原因となる酸の生成を抑制する働きがあります。また、甘みがあることから、だ液を多く出させる効果によってムシ歯になりにくいお口の環境をつくる効果や、一定時間以上お口の中に入れていると、ムシ歯の原因となる歯垢が付きにくくなるほか、歯の再石灰化を促し、硬く強い歯の形成に繋げることが出来ます。

ムシ歯予防のためには、1日に4粒の摂取が効果が出る目安となっており、食後に取ることでより効果が期待できます。

また、ムシ歯になりやすい方は、間食後や就寝前に取ることも効果があると言われています。

しかし、キシリトールの摂取だけでムシ歯予防に繋げることは難しいので、しっかりと毎日の歯のケアと、歯科医院で定期メンテナンスを受けることも大切です。

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2019.4月号vol.48

健康になる素材を使用した治療

2月24日(日)は、札幌歯科医師会主催で「歯科治療と金属アレルギー」をテーマにセミナーが開催され、当院受付の野上とトリートメントコーディネーターの林が参加しました。

ムシ歯の治療をした歯が銀歯になっている方もいらっしゃると思いますが、世界の一般的な歯科治療では、金属を使用していないことはご存知でしょうか?

日本では、アマルガムという水銀化合物である金属素材が保険適用となっていましたが、平成30年にやっと保険適用から外されました。

現在の日本の保険治療で主に使用している銀歯(12%金銀パラジウム合金)は、金属アレルギーの原因となることもあるので、医療先進国のドイツなどでは、乳幼児や妊婦への使用は禁止されています。

もちろん、アマルガムの使用も禁止されています。

当院では、一人ひとりの患者様に自分自身の健康への関心を持って頂き、ムシ歯などから歯を守る治療や、安全な治療につながる素材をご案内しています。

また、金属アレルギーと診断された方は、本来は保険適用外の冠も一部保険が認められる場合があります。

2019.4月号vol.48

威厳をかけた家族スキー

皆さんこんにちは。院長の山本です。先日10数年ぶりにスキーに行ってきました。小学1年生の娘が今年からスキーを始め、「連れて行って」と言われるので行くことになりました。

愛媛出身の私にはスキーはあまり馴染みがなく、大学時代に時々行くぐらいでしたが、歯科医になってからは行くことがありませんでした。スキー一式をレンタルし、出発。

盤渓スキー場に到着し、久々のスキーブーツ。

「あれっ?入らない」無理やり足をブーツに滑り込ませるのに約10分。もうすでに汗だくです。

そして、待望のゲレンデへロボットのような歩き方でいざ出陣。

父の威厳を保つためにも娘に不細工な姿は見せられません。

リフトに乗り頂上へ。娘に「よく見とけよ」と言い残し、滑走開始。

限界まで足を開いた渾身のボーゲン(ハの字)滑走でゆっくり降りていきます。顔は引きつり、冷や汗が出ます。

その横を娘がスイスイと追い越していきます。。。「とうとう父を超えたか。フッ。」と複雑な気持ちのまま、次のリフトを待つ山本家族でした。

2019.3月号vol.47

ムシ歯予防に大切なフッ素

ムシ歯は、自然に進行が止まることはありませんが、初期の段階であれば治療の負担を最小限に抑えることが出来ます。

また、治療した歯は再びムシ歯になってしまうリスクが上がることから、特にムシ歯予防への取り組みが大切になります。

ムシ歯を予防するためには、毎日の正しい歯磨きと、歯と歯の間を衛生的に保つためのフロスや歯間ブラシを使ったセルフケアが大切です。ムシ歯予防に効果がある「フッ素」には、歯を再石灰化することで歯を正常な状態に戻す作用や、抗菌作用のほかに、歯の表面のエナメル質を強化する働きもあります。

フッ素が含まれている歯磨き剤を毎日使用するのと合わせて、定期的に歯科医院で歯のクリーニングをすることで、お口の衛生環境を保つことがムシ歯予防に繋がります。

2019.3月号vol.47

健康寿命を考えるオーラルフレイル

皆さんは、『オーラルフレイル』という言葉を聞いたことはありますか?

直訳すると『口腔機能の虚弱』となります。

「オーラルフレイル」は、日常生活を問題なく過ごせる「健康寿命」を延ばすためにも、口腔機能が、しっかりしていることが重要であるという考えから、お口に問題が生じたときの早期受診、また、予防・早期発見を提唱する言葉です。

ムシ歯・歯周病などで、歯を失ってしまうと、滑舌の低下や食生活の変化につながります。

食生活の変化によって、栄養バランスが乱れ、身体機能が低下し、社会活動が出来ない・日常生活に問題が生まれる・寝たきりになってしまうなど、健康寿命に影響が出ることがあります。

口腔健康と全身健康が、深く関わり、健康寿命につながることが広く浸透してくれればと思います。

2019.3月号vol.47

喫煙と歯周病の関係

歯周病は、歯ぐきなどの歯の周りの組織に炎症を引き起こす感染症で、歯を失う最大の原因です。

歯周病の予防や改善のためには、歯科医院で定期的にお口のメンテナンスを受けることや歯科衛生士による歯周病治療を行うことで歯周病菌の数と活動のコントロールをしていくことが重要になります。

しかし、喫煙をされている場合、しっかりお口のメンテナンスを受けていても歯周病の進行を防ぐことが難しくなります。

喫煙は、全身の健康と同じように、お口の健康にとても悪い影響を与えてしまいます。

人の体やお口の中には血管が通っています。炎症が起こっている部位の血管からは細菌と戦う成分(白血球など)が出てきますが、喫煙をすると血管は収縮してしまい、その成分が出にくくなります。

喫煙は、体の防御力を弱めてしまうため、歯周病菌を攻撃する働きも弱くなり、その結果歯周病が進行してしまいます。

禁煙に取り組むことが、健康そして歯周病対策への大きな一歩になります。

2019.2月号vol.46

その一本を守るマイクロスコープ

先月号のきらら通信では、歯科用顕微鏡【マイクロスコープ】を新たに導入したことをご案内させて頂きました。

歯科治療で使用するマイクロスコープは、治療部位を肉眼の最大20倍まで拡大して見ながら治療ができるため、高い治療精度を可能にすることが出来ます。

マイクロスコープは、すべての治療で使用する機器ではありませんが、治療方法や、症状など、必要に応じて治療に活用しています。

先日の患者様は、歯に違和感・痛みを感じて当院に来院されました。

通常の診断やレントゲンでは、ムシ歯や歯周病もなく、歯の根に異常もみられませんでしたが、マイクロスコープで確認したところ「歯の根に亀裂」が入っており、違和感や痛みの原因が「破折」であることが確認でき、適切な処置に繋げることが出来ました。

また、歯を抜かなくてはいけないほど深く進行してしまったムシ歯の治療でも、精密な治療が可能になったことで歯を抜かずに治療することが出来る場合もあります。

すべての場合で、同じ結果を出せる訳ではありませんが、大切な歯を守る治療を追求し、皆様の生活の笑顔につなげたいと思います。