2021.7月号vol.75

金属資源高騰による銀歯への影響

数年前にむし歯治療で銀歯を入れたときと比べて、治療費が高くなっていると感じた方はいないでしょうか?

銀歯は、その名の通り「銀」で作られていると思われる方も多いと思いますが、その成分は金12%・銀46%・パラジウム20%とその他銅や亜鉛が含まれています。

多くの金属を加工し作られている銀歯ですが、それらの金属は限りある資源として世界情勢、自動車産業などの影響により急激な高騰が続いています。

特に、金やパラジウムは2016年頃から異常な値上がりを続けており、15年ほど前に比べると約5倍の価格となっています。

保険が適用される銀歯は、相場に合わせて定期的に治療費が改定されており、国によって定められた治療費は、全国の歯科医院で同じ治療費になります。

治療費について不安がある場合は、お気軽にお尋ねください。

2021.7月号vol.75

先進国での銀歯

毎年、花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか?

日本人の3人に1人は何らかのアレルギー症状を持っていると言われており、花粉症などアレルギーの患者数は増加傾向にあります。

アレルギーは、花粉や食べ物など通常であれば問題がないものに対して免疫系が過剰に反応し、身体に様々な症状を引き起こしてしまう免疫機能障害です。

歯科治療において注意しているアレルギーは、麻酔薬や処方するお薬などがありますが、最近では「銀歯」が原因となる歯科用金属アレルギーの方が増加傾向にあります。

『銀歯』が原因の金属アレルギーの症状は、銀歯の近くの粘膜や口腔内全体が荒れた状態になったり、手や足の皮膚の荒れなどがでる場合もあります。

日本では一般的な銀歯ですが、ドイツやスウェーデンをはじめとする国では、口腔内での使用を禁止する法律や、使用を推奨しないと勧告している国が多く、アメリカなどでもほとんど使用されていません。

健康を守る歯の治療法を選択することがとても大切です。

2021.6月号vol.74

SJCD年間コースセミナー第1回目

4月10日(土)11日(日)は、日本トップクラスの歯科医師勉強会グループ SJCD が主宰する年間コースセミナーの第1回目に参加しました。

SJCD(Society of Japan Clinical Dentistry)は、臨床歯科医学の基礎の確立と、最新歯科技術の習得・研鑽・医術の向上だけでなく医療人として人格形成に努力し、口腔健康を通じて全身の健康に寄与することを目的とするスタディーグループです。

この年間コースは、来年3月まで毎月2日間に渡り開催され、診断から歯周病治療、噛み合わせ治療、審美的治療、矯正治療、インプラント治療など幅広い歯科治療分野を理論と実践で学ぶことが出来ます。

今回の第1回目では、理想的な歯科治療につなげる為にも重要な「口腔の総合的診査・診断」と「治療計画の立案」についての講義のほか、実習も行いました。

この年間コースセミナーに参加された高い志を持った約20名の歯科医師と共に、これから1年間の学びを通して、理想的な歯科治療の実現に向けて歩んでいきます。

2021.6月号vol.74

歯は神経も血管もある大切な臓器

「歯の神経」と聞くと、歯の中を1本の線が通るようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、歯の神経の形は個人差があり、とても細く複雑な形となっています。

歯の神経は、痛みや温度などの感覚を伝達する大切な役割があります。

また、歯の神経には、いくつもの毛細血管が繋がっており、この毛細血管が歯に栄養を届けています。

歯に痛みを感じる原因には、むし歯のほかに、噛み合わせの問題や間違った歯ブラシ方法があります。

大きなむし歯によって、むし歯菌が神経の近くまで到達すると、歯の神経を取る治療を行い、神経を取った部分に専用の材料を入れて封鎖する処置をします。

神経を失った歯は、同時に毛細血管も失うため「失活歯(しっかつし)」と言い、見た目は通常の歯でも、栄養は届かなくなるため、最終的に歯を失うリスクも上がってしまいます。

歯は、神経も血管もある臓器の一つという意識を大切に、毎日のセルフケアと定期メンテナンスをはじめ、問題を感じた場合には早期受診で口腔健康を守りましょう。

2021.6月号vol.74

お詫び

先月、当院スタッフ1名に新型コロナウイルス(COVID-19)感染者が出たことにより、通院されている皆様に大変なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを改めてお詫びいたします。

スタッフ1名に感染者が出てしまったことで、翌日には私(院長山本)はじめ当院スタッフ全員がPCR検査を受けました。

検査結果としては、ほかのスタッフ全員は陰性で、保健所からは院内感染対策の面からスタッフ・患者さんに「濃厚接触者はいない」という判定も頂きました。

しかし、通院される患者さんの安全性、地域医療を担う立場としての判断から5月12日午後から5月18日までは休診とし、感染対策を十分に行なったうえで、安全性が確認され次第診療を再開することにしました。

感染したスタッフが担当していた患者さん一人一人にご連絡をした際には、皆様の日常を脅かしている状況にも関わらず、厳しくもありがたいお言葉のほか、励ましや応援の言葉もたくさん頂きました。

このような素晴らしい方々の健康をお預かりしていることの責任と感謝の気持ちを改めて実感し、当院としても厳しい状況の中で大きな勇気を頂戴し、本当にありがとうございました。

スタッフ一同、医療人としての行動の在り方をもう一度考え、地域の健康に寄り添える歯科クリニックを目指していきたいと思います。

皆様には、ご理解とご協力をいただきましたこと、改めて感謝するとともにお詫び申し上げます。

院長 山本 崇

2021.5月号vol.73

インプラント治療臨床セミナー

3月13日(土)14日(日)の2日間に渡って開催されたインプラント臨床セミナーに参加しました。

今回は、セミナーの講師を務める先生のアシスタントという役割もあり、特別な経験を積むこともできました。

セミナーでは、歯を失ってしまった場合の治療法の一つであるインプラント治療を前歯する臨床を実際に見て学びました。

前歯を失ってしまった場合は、特に審美性が重要になるため、美しい歯を再現できるインプラント治療が有効になります。

また、歯だけではなく歯ぐきも健康的でなくてはいけないため、歯ぐきとしっかり馴染むインプラント治療を選択される方も多くいらっしゃいます。

インプラント治療は、入れ歯のように残っている歯に負担をかけることもないため、見た目も美しさやしっかり噛めるだけでなく、残っている歯を守ることにも繋がります。

広く一般的になってきたインプラント治療は、当院でも受けられる方が増えてきていますが、学びを継続することで技術の向上を目指していくことが大切と思います。

2021.5月号vol.73

新型コロナウイルス感染予防に繋がる口腔衛生

お口の中には、どのくらいの細菌が生息しているかご存知でしょうか?一般的な成人のお口の中には、300~700種類の細菌が生息しており

歯磨きなどのケアをほとんどしていない人では1兆個もの細菌が生息していると言われています。

免疫力と口腔環境には深い関係があり、特に歯周病の方は、免疫力の低下だけでなく、心筋梗塞や糖尿病などの全身疾患リスクも大きくなります。

また、最近ではお口が衛生的な人ほど、新型コロナウイルスの感染リスクが低く、万が一感染しても重症化を抑えられる可能性が高いという報告もあります。

お口の衛生環境が悪いと歯周病になり、慢性的に歯ぐきに炎症が起きている状態になるため、出血や腫れが起こります。

このような状態は、新型コロナウイルスなどが口腔粘膜の細胞に結合しやすくなるほか、口腔粘膜の細胞表面を破壊し細胞内にウイルスを侵入しやすくさせてしまいます。

ウイルスから身体を守るためにも、お口の衛生環境が大切です。

参考:神奈川県歯科医師会HP

2021.5月号vol.73

新しいチームの一員

Q.診療で心がけていることは?

A.常に笑顔でいることを心がけています。

Q.今後の目標はありますか?

A.教えてもらうだけでなく、自ら学び知識と技術を身につけてい

   きたいと思います。

Q.今、感じている課題はありますか?

A.手際よく丁寧な仕事をできるようにすることです。

Q.好きな言葉はありますか?

A.「笑う門には福来たる」です!

Q.最後に患者さんへ一言

A.明るい笑顔で健康へのサポートができるよう頑張ります!

2021.4月号vol.72

歯科衛生士スキルアップ研修

3月5日(金)は、診療をお休みさせて頂き、大阪を拠点に活躍されている歯科衛生士の長谷ますみ先生による歯科衛生士スキルアップ院内研修を実施しました。

長谷先生は「臨床能力の高い歯科衛生士の育成」を目指した「NDLミントセミナー」の主催者であり、その高い技術と豊富な知識、経験をもとに日本全国で活躍されている歯科衛生士です。

今回の院内研修では、日本トップクラスの歯科衛生士 長谷先生のスキルを学び、当院の歯科衛生士全員が患者様にその技術を還元できるように開催しました。

今回の研修では、当院でも導入している超音波スケーラーを使用した歯石除去についての知識を得る講習と技術を高める実習を行いました。

むし歯や歯周病から口腔健康を守るためには、歯科衛生士によるお口のメンテナンスが重要ですが、ただメンテナンスを受診すれば予防できる訳ではありません。

歯や歯ぐきを傷つけずしっかり細菌や歯石を除去する高い技術、口腔健康や予防歯科についての正しい知識が、あなたにとっての最善なメンテナンスに繋がります。

歯科衛生士は、予防処置だけでなく歯周病を改善し、歯をはじめとした口腔健康を守るという使命があります。

患者様の健康を支えるためにも、歯科衛生士の成長が大切と考えます。

2021.4月号vol.72

口腔と全身の健康を守る口腔衛生

歯周病は、糖尿病や心筋梗塞・脳梗塞をはじめ、アルツハイマー型認知症など全身健康と深い関係性があります。

歯周病と全身の関係と同じように、口腔衛生と細菌感染にも深い関係性があることをご存知でしょうか?

では、むし歯や歯周病の原因となる口腔細菌は、どのように体の中に侵入するのでしょう。

口腔内の粘膜や細胞の表面は、細菌やウイルスから守るためのバリアの役割を持っています。

口腔細菌は、このバリアを剥がし、粘膜内にある毛細血管に侵入することで血流に乗って全身へと運ばれていきます。

むし歯や歯周病でも痛みなどの症状がない場合もありますが、そこには必ず細菌が存在しているため、しっかりと治療を受け、口腔内を衛生的にすることが、歯や口腔健康を守ることに繋がります。

また、口腔健康に自信を持たれている方も、歯磨きなどの毎日のセルフケアや、セルフケアでは取り除くことが難しい口腔細菌を除去する歯科定期メンテナンスの受診が、お口と全身の健康維持にとって大切です。