歯科用CT診断で親知らずも怖くない!
前号(vol.23)では、親知らずについてお話し致しました。
今号は、歯科用CTを使用した「親知らずの抜歯」の診療です。
皆様もご存知の「親知らずの抜歯」では、歯が歯ぐきの中に埋まっている場合も多く、根も複数本ある場合もあります。
歯の根の形や、向き、骨の厚さなどを今までのレントゲンでの平面画像に加え、CTで立体的に確認することで、より迅速に正確に治療が行えます。
また、下顎の親知らずの近くには、「下歯槽管(かしそうかん)」という、下唇や顎の知覚を支配している管も通っていることから、親知らずの根と下歯槽管の距離をあらゆる角度から診断し、下歯槽管を傷つけずに抜歯することが重要です。
親知らずと下歯槽管があまりにも近い場合には、病院歯科口腔外科との連携を取り、安全性を重視した診療計画をご提案致します。
歯科用CTによる診査・診断は、
皆様が辛いと感じる歯科治療の時間を短縮するだけではなく、安全な歯科治療にも繋がります。