2020.10月号vol.66

健康な永久歯につながる乳歯の健康

親や保護者にとって子どもの健康は何より大切なことと思います。

病気やケガは治ることが多いですが、歯は一度穴が空いてしまうと取り戻すことができません。

子どもの乳歯は、成長とともに抜けて永久歯に生え変わりますが、健康な乳歯が健康な永久歯を形成するため、やがて抜ける乳歯であってもムシ歯から守り、健康を維持することが大切です。

乳歯は、一般的に下の前歯から生え始め、2歳半~3歳頃までに全て生え揃います。

特に、乳歯の生え始めはムシ歯になりやすいため、毎日の歯磨きでは、生えてる歯を丁寧に磨くことと新しい乳歯が生えてきていないかのチェックをすることで、ムシ歯から乳歯を守ることが大切です。

2020.10月号vol.66

ムシ歯の再発リスクを抑制するセラミック治療

大きなムシ歯の治療で歯を修復する場合は、保険適用の銀歯にするか、保険適用外(セラミックなど)で治療するかの選択があります。

当院では、患者様のご要望やお口の状況に合わせて、治療法をご案内していますが、最近はセラミック素材での治療を希望される方が多くなってきています。

保険適用の銀歯は、年齢に応じて1~3割の負担となるため、比較的安価で一般的な治療法になりますが、ムシ歯の再発リスクへの注意が必要になります。

銀歯と歯の接着には、専用の接着材を使用しますが、だ液や温度によって年数が経つと接着材が溶け出してしまいます。

接着材が溶け出すと銀歯と歯に隙間が生まれ、そこから細菌が侵入しムシ歯の再発に繋がります。

セラミック治療の場合は、特殊な接着システムにより接着材の溶け出しもなく、セラミックという素材の性質が細菌の付着を抑える効果もあり、ムシ歯の再発リスクは大きく軽減することができます。

ムシ歯などからお口の健康を守るためには、定期的な歯科メンテナンスの受診や、毎日の歯磨きが重要になりますが、これからの健康を守ることに繋がる治療法を選択することも大切です。

2020.10月号vol.66

正しい食習慣で糖尿病予防

糖尿病または糖尿病の予備軍とされている日本人は、2,000万人以上と言われており、2000年前後の10年間で約1.5倍に上昇を続けています。

糖尿病になると、血糖値を体の力で下げることが難しくなります。

血糖値を下げるインスリンは、すい臓で作られますが、すい臓への大きな負担が長期的に続くことで、インスリンを産生する機能が失われていきます。

一度失われたすい臓の機能が戻ることはないため、糖尿病予防を意識した生活が大切になります。

糖尿病を予防するためには、規則正しい生活と適度な運動習慣、正しい食習慣を心がけましょう。

糖尿病予防のための食習慣というと、糖分摂取を控えるという印象を持たれる方も多くいますが、すい臓に負担をかけにくい食事も大切です。

日本人のすい臓は欧米人に比べ弱く、肉類や乳製品は大きな負担となってしまいます。

お菓子やジュースなど余分な糖分はできるだけ減らし、間食や夜食を控えて、すい臓を休ませることも大切です。

野菜や魚を中心とした腹八分目の日本人らしい食習慣が、糖尿病予防に繋がります。

2020.9月号vol.65

歯を守り続けるための治療

予防歯科は、むし歯や歯周病からお口の健康を守る取り組みになりますが、治療後の健康を守り続けることも予防歯科になります。

問題を繰り返さず健康を守り続けるためには、どのような治療を選択するのかも大切なポイントになります。

むし歯になってしまったとき、皆さんはどのような基準で治療方法を選択されていますか?

当院では、一人ひとりの患者様にさまざまな治療方法についてご提案しております。

『歯は年齢とともに失われる』と考えている方も多いと思います。

多くの場合は、むし歯になってしまい治療を受けた歯は、治療で使用した材料の劣化やさまざまな要因により、いずれはむし歯が再発して、再治療が必要になってしまいます。

しかし、毎日の歯磨きなどのセルフケアや、歯科医院での定期メンテナンス、正しい治療の選択によって、いつまでも健康なお口を維持することが可能になります。

皆さんは冠(被せ物)について保険治療と保険外治療の違いをご存知でしょうか?

素材の違いや見た目の違いがあるのはご存知の方も多いと思います。しかし、それ以外にも大きな違いがあります。

まずは歯の削り方が変わります。裸眼で歯を見て削るとどうしても細かいところは見えません。一方保険外治療では歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて10倍程度に拡大して削るため、細かいところまで目が届きます。

また、型取りの材料も違います。保険治療の場合はアルギン酸という材料で型どりをしますが、変形しやすく決して精度の良い被せ物はできません。

保険外治療の場合はシリコーン(ゴム製)で型取りをするため、アルギン酸で型取りをするより10倍良い精度で被せ物が出来てきます。保険外治療の場合は、技工士さんも顕微鏡を使って作成するため、削ったところと冠に隙間ができずらく、むし歯の再発を予防できます。

接着するセメントにも違いがあり、保険外ではより強力で劣化しずらいセメントを使用します。

保険外治療については、お気軽に当院スタッフまでお尋ね下さい。

2020.9月号vol.65

厚労省認定の予防歯科クリニック

8月より厚生労働省が定めた「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の認定を受けることができました。

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」とは、通称『か強診』と言い、平成28年に厚生労働省が定めた施設基準になります。

患者様がより安全で安心できる歯科診療体制を整備し、予防歯科によって口腔健康を継続的に守っていくための取り組みが認められた歯科医院だけが認定を受ける事が出来る医療保険制度です。

現在、全国には約70,000件の歯科医院があるうち、この『か強診』の認定を受けているのはわずかです。

『か強診』の認定を受けるためには、口腔機能管理や医療安全対策の研修を受けている事、予防歯科・お口のメンテナンスができる歯科衛生士が在籍している事をはじめ、医療器具の滅菌対策やその他様々な設備・体制を整える必要があります。

現在、国がすすめる保険制度もこれまでの「歯を削って詰める」などの治療を目的とした保険制度から、むし歯や歯周病などから歯を守るための予防を重視した保険制度になりつつあります。

当院は、この『か強診』の認定によって、患者様のお口の状態に合わせた細かなメンテナンスを保険診療で行なうことが可能になるため、より地域の口腔健康を守る歯科クリニックをを目指していきます。

2020.8月号vol.64

大ミーティング2020・夏

6月20日(土)は、休診させていただき、院内で大ミーティングを行いました。

皆様には、診療をお休みしたことでご迷惑をおかけしました。

当院では、半年に1回の大ミーティングを実施し、新たな取り組みやクリニックの課題についてスタッフ全員で話し合いを行なっています。今回の大ミーティングでは、クリニックの改善するべきポイントや、診療方針の確認を中心に実施しました。

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診療の流れや、患者様のアポイントの取り方など日頃の行動を見つめ直し、より良い診療を実現するためにスタッフからも積極的な意見を聞くことが出来ました。

受付、歯科衛生士、歯科助手のそれぞれの立場からの考えを確認することで、患者様のためにどのような診療システムを目指すべきかなど、具体的な意見交換も出来ました。

当院には現在、受付2名、歯科衛生士3名、歯科助手1名のスタッフが在籍しています。

役割にはそれぞれ違いがありますが、患者様が来院されてから診療を終えるまで、スタッフ全員が一つのチームとなって情報を共有し、高いレベルの連携が大切になります。

山本歯科クリニックには、「口腔衛生管理を徹底し、口腔から全身の健康に導き、全ての人々が生涯にわたって笑顔で暮らせるような歯科医療を提供する。」という理念があります。

この理念をカタチにするための方針やルールもありますが、大切なことは、スタッフ一人ひとりが自ら考え行動することです。

理念に沿った行動指針を明確にすることで、チーム医療の質を高めていきたいと思います。

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2020.8月号vol.64

歯ブラシ院内勉強会

先日、お昼休み時間を利用して、歯ブラシ院内勉強会を実施しました。

日頃お世話になっている歯科メーカーさんのご協力を頂き、当院でも取り扱っている「歯ブラシ」や「フロス」などの特徴や機能を改めて、スタッフ全員で確認することが出来ました。

歯ブラシと言っても、ブラシの毛の硬さや、形など、特徴は様々で、その人のお口の状態によって、使用する歯ブラシを選ぶことがとても大切です。

歯周病の改善や予防に適した歯ブラシやムシ歯予防用など、歯ブラシにはそれぞれに目的を持ったタイプがあります。

当院では、患者様のお口の状況に合った歯ブラシをご案内し、正しい歯磨き方法もお伝えしています。

今後も、院内の勉強会をはじめ、いろいろな学ぶ機会をつくり、正しい知識・情報をスタッフみんなで共有していきたいと思います。

2020.7月号vol.63

継続する新型コロナウイルス対策

新型コロナウイルスに罹患された皆さまと感染拡大によりお仕事や私生活に多大な影響を受けられている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

皆さまは体調にお変わりないでしょうか?

当院は、患者様はじめ現場で働くスタッフにとって安心できる医療環境を守るために、日頃の感染対策に加え新型コロナウイルス感染対策を現在も継続しております。

新型コロナウイルス感染予防として、受付にはアクリルパーテーションを設置し、お互いの感染リスクを軽減しています。

また、来院時にはアルコールでの手指消毒を引き続きお願いしております。

院内はできるだけ換気を行い、診療チェアだけでなく、手が触れる箇所については定期的にアルコールで清拭しております。

スタッフも出勤前には検温し、発熱症状や体調が優れない場合は自宅待機など適切な対応を定めています。

患者様はじめ、スタッフなど山本歯科クリニックに関わる全ての人の安全を守る院内環境に取り組みます。

2020.7月号vol.63

安心できる環境で健康を守り続ける

山本歯科クリニックでは、以前より高水準の院内感染防止対策に取り組んできました。

当然ではありますが、患者様ごとに使い捨てグローブの着用、治療後は診療チェアの清拭、歯を削る機械(タービン、コントラ)なども交換し、毎回高性能な専用滅菌器などで洗浄・滅菌を行うなど、使用した器材はそれぞれに適した消毒・滅菌処理を行なっています。4月中旬より、診療予約の制限や、お口の健康を守るために大切なメンテナンスも予約の延期または中止という対策も取らせていただきました。

メンテナンスの予約を延ばされていた方は、これまで以上にご自宅でのお口のセルフケアに取り組まれていたことと思います。

お口の健康は全身の健康に大きく影響することから、糖尿病の予防や改善、食べ物やだ液が肺に入ることで起こる誤嚥性肺炎のリスク軽減にも繋がります。

また、お口の健康は免疫力を高めることにも繋がります。

今の健康とこれからの健康を守るために、これからもご安心してメンテナンスを受診してください。

2020.7月号vol.63

口腔ケアと糖尿病

お口の健康と全身の健康には深い関係性があります。

歯周病が、全身疾患に影響する場合もあり、糖尿病の合併症の一つに歯周病があげられています。

成人の糖尿病で多い2型糖尿病は、体内でインスリンの働きが不十分になり、免疫システムの低下が起こります。

免疫力の低下によって、糖尿病患者はインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

また、お口の中も同様に免疫力が低下することで、糖尿病患者は歯周病に2倍以上かかりやすくなり、歯周病の進行も早くなります。

そのほかにも、重度の歯周病の場合、血糖のコントールが悪くなるなど、歯周病と糖尿病には大きな関係があります。

歯周病の改善により、血糖のコントロールが改善する場合も多いことから、糖尿病を患っている方にとって口腔ケアはさらに重要になります。糖尿病は、40歳代から急速に増えますが、早い時期からの歯周病予防が発症リスク軽減につながります。