2021.8月号vol.76

山本歯科クリニックの歯の根の治療

歯の根の治療は、治療後の歯の寿命に大きく関係する治療の一つです。

当院の「歯の根の治療(根管治療)」では、治療前のCT撮影をおこない、歯の根の形や向きを確認するための3D画像診断によって、精密な診断と治療へと繋げます。

治療では、マイクロスコープを使用することで、患部を最大20倍まで拡大した視野で治療することができるため、細菌をしっかり取り除き、問題が繰り返されるリスクを最小限に抑えた精度の高い治療に取り組んでいます。

また、治療中は患部に唾液が付着することで細菌が侵入してしまうため、当院では治療する歯にラバーダムシートを装着し、より衛生的な治療環境で質の高い歯の根の治療を行なっています。

歯の根の治療は、抜歯の一歩前の治療であり、何度も治療を繰り返すことが難しいため、特に精密な治療が重要になります。

生活習慣、セルフケア、メインテナンスに加えて、質の高い治療を受けることが大切です。

2021.8月号vol.76

夏の大ミーティング2021

7月8日(木)は、休診をさせていただき、山本歯科クリニック恒例の大ミーティングを行いました。

大ミーティングでは、山本歯科クリニックの理念や目指す診療、最善の歯科医療に取り組むためのチーム医療を共有することを目的に行なっています。

今回の大ミーティングでは、当院の「真摯に向き合う」というコンセプトから、患者さんの気持ちに向き合う大切さをスタッフとディスカッションしました。

患者さんにとって最善の治療に繋げるためには、信頼関係がとても大切になるため、私たちはお口の状態だけでなく患者さんの気持ちに寄り添う姿勢も忘れてはいけないと考えています。

そのほか、治療の際に患者さんの過度な緊張や麻酔による容態の急変に対する救急対応についても再度認識を深め、万が一の場合にも冷静に対応できる対策を確認しました。

今後も、スタッフ全員とクリニックの改善点を見つけ話し合い、より良い歯科医療に繋げていきます。

2021.8月号vol.76

バランスが大切な自律神経

最近、疲れや眠気、動悸や息切れなどを感じることはありませんか?

このような症状がある場合、自律神経が乱れているせいかもしれません。自律神経は、末梢神経の1つで、自分の意思で動かす運動神経などの体性神経とは違い、自分の意思で動かすことができない神経です。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、この2つの神経バランスが大切と言われています。

自律神経の良いバランスを保つためには、生活習慣と食習慣、適度な運動という健康維持にも欠かせない3つの要素が大切です。

生活習慣では、寝起きから神経を興奮させないためにも少し早起きして余裕のある行動と1杯の水を飲み、陽の光を浴びることや、就寝の1時間半前に入浴することが効果的です。

食習慣では、お酒やタバコは控え、免疫細胞の75%が存在する腸を整えるために、食物繊維(発酵食品・納豆・チーズ・味噌汁)を意識的に摂取すると良いでしょう。

運動は、あまり激しくない方が良く、30~40分のウォーキングが効果的です。

また、根拠のない焦りや不規則な生活はできるだけ避け、音楽鑑賞や笑顔でいることを増やすことで気持ちを安定させることも自律神経を整えるために効果があります。

2021.7月号vol.75

世界基準で学ぶ歯科衛生士セミナー

6月16日(水)は、毎月実施している歯科衛生士ミーティングの時間を利用して、歯科衛生士オンラインセミナーを院内で受講しました。

このセミナーは、毎月全7回のコースで行われ、歯科衛生士として世界基準の歯周病治療について学びます。

第1回目の今回は、歯科衛生士の視点からの歯周病治療と概念についての講義を受けました。

歯を失う原因で最も多いのが歯周病ですが、歯だけではなく全身の健康にも深い関わりがあります。

歯周病は、心筋梗塞や脳梗塞、認知症などと関係がありますが、特に糖尿病との関係は深く、世界的にも注目されています。

セミナーでは、様々なデータや治療モデルをもとに、歯周病のメカニズムや具体的な治療経緯を学ぶことが出来ました。

当院は、世界基準の歯科医療を学び、地域の健康に貢献できる歯科クリニックを目指しています。

2021.7月号vol.75

金属資源高騰による銀歯への影響

数年前にむし歯治療で銀歯を入れたときと比べて、治療費が高くなっていると感じた方はいないでしょうか?

銀歯は、その名の通り「銀」で作られていると思われる方も多いと思いますが、その成分は金12%・銀46%・パラジウム20%とその他銅や亜鉛が含まれています。

多くの金属を加工し作られている銀歯ですが、それらの金属は限りある資源として世界情勢、自動車産業などの影響により急激な高騰が続いています。

特に、金やパラジウムは2016年頃から異常な値上がりを続けており、15年ほど前に比べると約5倍の価格となっています。

保険が適用される銀歯は、相場に合わせて定期的に治療費が改定されており、国によって定められた治療費は、全国の歯科医院で同じ治療費になります。

治療費について不安がある場合は、お気軽にお尋ねください。

2021.7月号vol.75

先進国での銀歯

毎年、花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか?

日本人の3人に1人は何らかのアレルギー症状を持っていると言われており、花粉症などアレルギーの患者数は増加傾向にあります。

アレルギーは、花粉や食べ物など通常であれば問題がないものに対して免疫系が過剰に反応し、身体に様々な症状を引き起こしてしまう免疫機能障害です。

歯科治療において注意しているアレルギーは、麻酔薬や処方するお薬などがありますが、最近では「銀歯」が原因となる歯科用金属アレルギーの方が増加傾向にあります。

『銀歯』が原因の金属アレルギーの症状は、銀歯の近くの粘膜や口腔内全体が荒れた状態になったり、手や足の皮膚の荒れなどがでる場合もあります。

日本では一般的な銀歯ですが、ドイツやスウェーデンをはじめとする国では、口腔内での使用を禁止する法律や、使用を推奨しないと勧告している国が多く、アメリカなどでもほとんど使用されていません。

健康を守る歯の治療法を選択することがとても大切です。

2021.6月号vol.74

SJCD年間コースセミナー第1回目

4月10日(土)11日(日)は、日本トップクラスの歯科医師勉強会グループ SJCD が主宰する年間コースセミナーの第1回目に参加しました。

SJCD(Society of Japan Clinical Dentistry)は、臨床歯科医学の基礎の確立と、最新歯科技術の習得・研鑽・医術の向上だけでなく医療人として人格形成に努力し、口腔健康を通じて全身の健康に寄与することを目的とするスタディーグループです。

この年間コースは、来年3月まで毎月2日間に渡り開催され、診断から歯周病治療、噛み合わせ治療、審美的治療、矯正治療、インプラント治療など幅広い歯科治療分野を理論と実践で学ぶことが出来ます。

今回の第1回目では、理想的な歯科治療につなげる為にも重要な「口腔の総合的診査・診断」と「治療計画の立案」についての講義のほか、実習も行いました。

この年間コースセミナーに参加された高い志を持った約20名の歯科医師と共に、これから1年間の学びを通して、理想的な歯科治療の実現に向けて歩んでいきます。

2021.6月号vol.74

歯は神経も血管もある大切な臓器

「歯の神経」と聞くと、歯の中を1本の線が通るようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、歯の神経の形は個人差があり、とても細く複雑な形となっています。

歯の神経は、痛みや温度などの感覚を伝達する大切な役割があります。

また、歯の神経には、いくつもの毛細血管が繋がっており、この毛細血管が歯に栄養を届けています。

歯に痛みを感じる原因には、むし歯のほかに、噛み合わせの問題や間違った歯ブラシ方法があります。

大きなむし歯によって、むし歯菌が神経の近くまで到達すると、歯の神経を取る治療を行い、神経を取った部分に専用の材料を入れて封鎖する処置をします。

神経を失った歯は、同時に毛細血管も失うため「失活歯(しっかつし)」と言い、見た目は通常の歯でも、栄養は届かなくなるため、最終的に歯を失うリスクも上がってしまいます。

歯は、神経も血管もある臓器の一つという意識を大切に、毎日のセルフケアと定期メンテナンスをはじめ、問題を感じた場合には早期受診で口腔健康を守りましょう。

2021.6月号vol.74

お詫び

先月、当院スタッフ1名に新型コロナウイルス(COVID-19)感染者が出たことにより、通院されている皆様に大変なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを改めてお詫びいたします。

スタッフ1名に感染者が出てしまったことで、翌日には私(院長山本)はじめ当院スタッフ全員がPCR検査を受けました。

検査結果としては、ほかのスタッフ全員は陰性で、保健所からは院内感染対策の面からスタッフ・患者さんに「濃厚接触者はいない」という判定も頂きました。

しかし、通院される患者さんの安全性、地域医療を担う立場としての判断から5月12日午後から5月18日までは休診とし、感染対策を十分に行なったうえで、安全性が確認され次第診療を再開することにしました。

感染したスタッフが担当していた患者さん一人一人にご連絡をした際には、皆様の日常を脅かしている状況にも関わらず、厳しくもありがたいお言葉のほか、励ましや応援の言葉もたくさん頂きました。

このような素晴らしい方々の健康をお預かりしていることの責任と感謝の気持ちを改めて実感し、当院としても厳しい状況の中で大きな勇気を頂戴し、本当にありがとうございました。

スタッフ一同、医療人としての行動の在り方をもう一度考え、地域の健康に寄り添える歯科クリニックを目指していきたいと思います。

皆様には、ご理解とご協力をいただきましたこと、改めて感謝するとともにお詫び申し上げます。

院長 山本 崇

2021.5月号vol.73

インプラント治療臨床セミナー

3月13日(土)14日(日)の2日間に渡って開催されたインプラント臨床セミナーに参加しました。

今回は、セミナーの講師を務める先生のアシスタントという役割もあり、特別な経験を積むこともできました。

セミナーでは、歯を失ってしまった場合の治療法の一つであるインプラント治療を前歯する臨床を実際に見て学びました。

前歯を失ってしまった場合は、特に審美性が重要になるため、美しい歯を再現できるインプラント治療が有効になります。

また、歯だけではなく歯ぐきも健康的でなくてはいけないため、歯ぐきとしっかり馴染むインプラント治療を選択される方も多くいらっしゃいます。

インプラント治療は、入れ歯のように残っている歯に負担をかけることもないため、見た目も美しさやしっかり噛めるだけでなく、残っている歯を守ることにも繋がります。

広く一般的になってきたインプラント治療は、当院でも受けられる方が増えてきていますが、学びを継続することで技術の向上を目指していくことが大切と思います。