2021.1月号vol.69

新年のご挨拶

皆さま、新年明けましておめでとうございます。

今年は、これまでのお正月とは少し違った過ごし方をされた方も多かったと思いますが、皆様どのように過ごされましたでしょうか?

当院は、昨年の5月で開院から5周年を迎えることができました。

改めて気持ちを引き締め、患者様はじめ、地域の皆様や共に働くスタッフへの感謝の気持ちを忘れず、基本を大切にしっかり歩んでいきたいと思います。

様々な変化がある時代ではありますが、患者様の健康に向き合い、生活に寄り添うために、質の高い歯科治療を届けていくという気持ちは変えることなく、成長していきたいと思います。

2021年、皆様の健康と笑顔を育み守り続ける歯科医院を目指した成長を継続していくためにも当院も様々なことに挑戦していきたいと思います。

本年も「山本歯科クリニック」をどうぞ宜しくお願い致します。

2021.1月号vol.69

歯周病の原因となる細菌の住処

治療や定期メンテナンスで歯科医院に通院されている中で、「歯石(しせき)」という言葉を耳にすることがあると思います。

歯石と聞くと、お口の健康にとって悪いモノというイメージはあっても、実際にどのような問題があるのかご存知ない方もいらっしゃると思います。

歯石は、磨き残しなどが原因となって発生する「細菌の塊(プラーク)」が、そのまま放置されることで、だ液に含まれるリン酸カルシウムと反応し、硬い石のような状態(石灰化)になったものです。

歯石そのものが悪さをすることはありませんが、歯石の表面は軽石のようにザラザラでデコボコしており、口腔健康に悪影響を与える細菌にとって絶好の環境となります。

細菌の良い住処となる歯石があると、細菌も増殖し、歯周病や口臭を引き起こす大きな要因になります。

歯石は、歯磨きで除去することは困難なため、定期的に歯科医院でお口のメンテナンスを受診し、専用の器具などを使って歯科衛生士によって取り除くことが、お口の健康を守ることにも繋がります。

また、歯石ができないためにも、毎日の歯磨きやメンテナンスで、いつもお口を衛生的な環境で維持していくことも大切です。

2021.1月号vol.69

乳歯が生える前の習慣づくり

赤ちゃんの歯(乳歯)が生え始めるまで、個人差はありますが、おおよそ4~6ヶ月ほどかかります。

生後4~6ヶ月くらいで、下の前歯から生え始めますが、歯が生え始める前から歯磨きに慣れるための習慣づくりをすることで、歯磨きに抵抗感を持たない子どもに育つことが多くなります。

「歯磨きに慣れるための習慣づくり」は、特別なことはなく、普段の生活でのスキンシップに少しプラスする程度です。

赤ちゃんには、手のひらで頬を触ったり、清潔な指でくちびるの周りや、歯ぐきに軽く触れるスキンシップを行なうだけです。

たまに、乳歯が生えてきていないかのチェックのために、お口の中を見ることも、歯磨き習慣の大切な一歩になります。

また、歯ブラシを自分で握って持てるようになると、自由に歯ブラシを持たせ、歯ブラシを口の中に入れることに慣れるのも大切です。

お子様が歯ブラシを持っているときには、保護者の方は目を離さず、歯ブラシを持ったまま歩き回るなどの危険から守るためにも、注意が必要になります。

歯磨きへの抵抗感を無くし、自然に歯磨き習慣を身につけることが理想的と思います。