2022.6月号vol.86

子どもたちの健康を守ために

先日、当院は江別市より「江別市乳幼児健康診査・歯科相談」の認定を受けました。

「江別市乳幼児健康診査・歯科相談」は、幼児期からお口の健康に関心を持っていただき、適切な生活習慣を身につけられるための活動を通して、地域の口腔健康への意識向上を目指していきます。

主な活動は、江別市保健センターで1歳半と3歳児を対象にした歯科健診の実施などがあります。

全身の健康と同じように、お口の健康も乳幼児期からの管理がとても大切になります。

歯が生え始める頃から、お子様のお口を衛生的に保つ習慣だけでなく、定期的に歯科医院でお口の健康チェックを受けることで、乳歯の健康を守ことができます。

また、健康な乳歯が健康な永久歯にも繋がることから、やがて抜け落ちる乳歯でも、大切に守っていくことが重要です。

2022.5月号vol.85

年間コースセミナー修了

高い歯科治療技術・歯科治療への深い知識を学ぶため、昨年の4月より1年間受講した「全12回SJCD年間コースセミナー」を4月2日(土)・3日(日)を最後に、無事に修了することが出来ました。

SJCDは、日本トップクラスの歯科医師勉強会グループで、臨床歯科医学の基礎の確立と、最新歯科技術の習得・研鑽・医術の向上だけでなく医療人として人格形成に努力し、口腔健康を通じて全身の健康に寄与することを目的とするスタディーグループです。

SJCDは、日本だけではなく、世界基準の歯科治療についての知識や質の高い治療技術習得を目指しており、私が参加した年間コースセミナーでは、口腔内を包括的かつ適切に診査・診断し、質の高い歯科治療を実践することを目標に行われました。

年間コースセミナーでは、診断から歯周病治療、噛み合わせ治療、審美的治療、矯正治療、インプラント治療など幅広い歯科治療分野を理論だけでなく、実践的にも学ぶことができました。

この1年間は、新たな学びや多くの課題もあり、本当に大変でしたが、日本の歯科医療を牽引する講師の歯科医師との出会いや、歯科治療に真っ直ぐ向き合う事ができたとても貴重な時間でした。

山本歯科クリニックは、悪くならないための予防歯科に取り組むと同時に、治療では、歯をいかに残していくかを考え、患者様のライフステージを見つめた治療法を選択していくことで、地域の口腔健康に貢献していきます。

2022.5月号vol.85

安全な歯科治療のために必要なお薬手帳

当院では、初めて来院される患者さんや、服用しているお薬が変わった患者さんに、お薬手帳の提示をお願いしています。

病気などで服用しているお薬が歯科治療とどのような関係があるのかご存知でしょうか?

例えば、骨粗鬆症の治療薬として処方されることがあるBP製剤(ビスフォスフォネート製剤)は、歯を抜く治療や、歯周炎の感染など注意が必要となる場合があり、BP製剤を服用していることを知らずに、通常の治療をしてしまうと重大な問題につながることもあります。

また、血圧で歯ぐきなどが腫れる場合もあるため、服用されるお薬の情報が大切になります。

BP製剤のように、世界中で使用されているお薬でも、歯科治療との関わりが難しいものがあります。

歯科治療を受診する場合は、現在服用している薬を伝えることや、お薬手帳を見せる、患っている病名を正しく伝えることで、より安全な歯科治療に繋がります。

2022.4月号vol.84

ネット予約サービス開始します

3月より、当院ホームページより診療予約が可能になりました。

ホームページからのネット診療予約の対象は、初めて当院に通院される方と、メンテナンス通院をされている方の予約や予約変更の場合のみとさせて頂いております。

治療通院中の皆様も、予約日を変更するにあたってネット予約を利用されたい場合があると思いますが、予約や変更は、これまで通りお電話にてお知らせください。

治療通院中の皆様もネットから予約や変更ができるように、現在準備を進めております。

また、きらら通信1月号vo.81でもお伝えしましたが、当院の無料アプリをダウンロードすることで、スマホが診察券の代わりとなるサービスも開始しています。

当院アプリからは、次回受診日のお知らせ通知や、予約日の変更(メンテナンスの方のみ)サービスもありますので、是非登録をお願い致します。

当院無料アプリは、受付よりダウンロードできますので、ご不明な点はスタッフまでお気軽にお尋ねください。

2022.4月号vol.84

喫煙から得る幸福感

皆さんは、喫煙をされていたり、喫煙習慣のある方が身近にいらっしゃいますか?

喫煙は、肺がんだけでなく、その他のがんリスクも高くなることをご存知でしょうか?

20歳を迎える前に喫煙を始めると、男性は8年、女性は10年も寿命が短くなってしまうというデータがあります。

また、厚生労働省の報告によると、国内で喫煙に関連する病気で年間12~13万人も亡くなっており、世界では年間500万人以上と推定されています。

口腔の健康においても、歯周病の最大リスク要因となっています。

喫煙をすると、体内の血管をはじめ歯ぐきの血管も収縮してしまいます。

血管が収縮することで、抵抗力が弱まり、口腔内の細菌が活発化し、歯周病の悪化へと繋がります。

これほど大きなリスクがあっても禁煙は難しく、やめることが出来ない喫煙の高い依存性の秘密はどこにあるのでしょう。

喫煙依存に最も影響を与えているのがニコチンです。

ニコチンを摂取することで、脳内から「幸せホルモン」とも呼ばれるドーパミンが分泌され、喫煙者はタバコを吸うたびに幸福感を得ることができます。

ニコチンは、ドーパミンを強制的に分泌させ、喫煙が習慣化すると、ニコチンを摂取すること以外から幸福を感じることが難しくなります。

お酒を飲むとき、友人と会話をしているとき、食事を楽しんでいるとき、仕事などで何かを達成したときにもタバコを吸いたいと感じる場合は、ニコチンによってドーパミンを分泌することでしか幸福を感じ取れない状態とも言えます。

春からは、健康だけでなく幸せをしっかり感じるためにも禁煙を

スタートさせてみるのはいかがでしょう?

2022.3月号vol.83

5月より診療時間が変更になります

5月より診療時間を変更させて頂くことになりました。

これまでの診療時間との変更は、木曜の午前のみ診療を終日休診に、土曜の午前のみ診療を午後も平日と同様に診療となります。

皆様にはご迷惑とご不便をおかけしてしまいますが、何卒宜しくお願い致します。

これまで以上に、質の高い歯科医療をお届けしていけるよう取り組んで参ります。

2022.3月号vol.83

世界基準の衛生管理システム

当院は、開院当初より高水準な衛生管理システムを完備しています。

使用済みの治療器具などを滅菌処理するオートクレーブ(滅菌器)は世界で最も厳しい基準をクリアしたクラスB滅菌器を導入しています。

クラスB滅菌器は、器具の外側だけでなく複雑な構造になっている内部の完全な滅菌も可能となっています。

また、昨年末には新たな器具洗浄システムを導入しました。

治療器具の滅菌処理前に、器具洗浄システムによって、血液や細菌などを専用薬剤と高温洗浄で洗い落とす消毒処理を行ないます。

器具洗浄システムを使用することで、一般的な消毒方法よりも高い効果を得ることができます。

患者様はじめ、消毒・滅菌作業を行うスタッフの安全を守ためにも、効率的でより高い衛生管理を目指していくことが大切だと思います。

今後も、皆様にとって安心できる歯科医院であるために、安全な院内衛生管理体制に取り組み続けます。

2022.3月号vol.83

健康のためにストップ!だらだら食べ

食事や間食の時間が定まらず、だらだらと食べ続けるなどの食習慣の乱れは、健康とっても良いことではありません。

「だらだら食べ」とは、朝昼晩ご飯や間食とは別に、何かをしながらお菓子やジュースなど食べ続けている行動を言います。

だらだら食べが招く健康リスクに「高血糖の持続」があります。

高血糖の状態が続くと動脈硬化の進行によって血管などの組織が傷付くほか、インスリン抵抗性も上がることで糖尿病リスクも高まります。

習慣になってしまっただらだら食べを止めるためには「簡単に手が届くところに食べ物を置かない」「食べ物を買い置きしない」などの対策はありますが、これらは「食べたいこと」と「食べていること」を認識していないと成立しません。

意外にも、「仕事をしながら」「テレビを見ながら」飲食をし続けている習慣から「いつの間にか食べ物を手にして、無意識に食べている」ことはありませんか?

食事だけでなく、お菓子など何かを食べる時にも「いただきます」「ご馳走さま」を言うことで、「食べる/食べない」にしっかり線を引き、食事の時間とそれ以外をしっかり分けることを意識付けることが大切です。

2022.2月号vol.82

口腔内写真院内研修

昨年の11月に、口腔内写真撮影の院内研修を実施しました。

研修は、東京から講師を招き、スタッフ全員で口腔内写真を撮影するための知識と技術を学びました。

口腔内写真とは、お口の中の写真のことで、現在の患者様のお口の状態の確認と記録として、とても大切な資料となります。

口腔内写真を見ることで、患者様自身が気になっている箇所や状態が悪いところなどを客観的に認識できるだけでなく、治療計画を立てる際のデータとして活用したり、治療前と治療後の比較をする重要な資料にもなります。

口腔内写真の撮影には、カメラの適切な設定は当然ですが、撮影の角度やポイントが細かくあり、実際のお口の環境を適切に反映させることが重要なため高い技術が必要です。

また、撮影されている患者様の負担が極力ないように短時間で行なう技術も必要になります。

一人ひとりの患者様のお口の情報を管理し、長期的に健康をサポートできる診療に取り組んでいます。

2022.2月号vol.82

資格取得 ~第二種歯科感染管理者~

当院の歯科助手の安西は、日本・アジア口腔機能保健支援機構の

第二種歯科感染管理者の資格を取得しております。

第二種歯科感染管理者という資格は、複雑な形状・構造が多い歯科医療器材に対して、適切な衛生管理のより専門的な知識とスキル向上を目的としています。

当院は、開院当初より、日本で定められている基準よりも厳しい基準をクリアした世界基準の高水準な衛生管理システムを完備しています。

治療器材によって最適な洗浄・消毒・滅菌法の知識は、歯科治療と同じように一度覚えれば良いという訳ではありません。

常に最新の情報と知識を得るための活動によって、アップデートしてくことが大切になります。

また、昨年末には新たな器具洗浄システムを導入したことで、滅菌作業を行うスタッフの安全と共に、より高度な衛生管理体制を整えることができました。

今後も、皆様にとって安心できる歯科医院であるために、安全な院内衛生管理体制に取り組み続けます。